中央競馬で夏に行われる3歳限定のダートレースは数が多くない。そうなると有力馬達は、1つのレースに固まりやすくなり、自ずとレースレベルも上がる。
この時期の新潟ダートは、時計が出やすい馬場コンディションである事が多く、実際今開催も速い時計決着が続いている。
ペースが流れる事を想定し、狙いは差せる脚を持つ馬。
◎ハピ 藤岡佑騎手
2走前の鳳雛Sでは、大外10番に加えて、ゲート出てすぐにつまづいてしまい実質の出遅れ。それでも、上がり最速の36.5の脚を使い、最後は差し切っての勝利。その時の2着馬はタイセイドレフォンだった。タイセイドレフォンは次走の弥富特別で8馬身差で圧勝しており、この馬の強さの裏付けとも言えるのではないか。
前走のJDDでも、後方からかなり強引な競馬ではあったものの、4着まで上がってきた。器用に立ち回れる馬ではないものの、ペースが流れる事はこの馬にとっては、もちろんプラス。
左回りの実績も2戦2勝と申し分なし。
ここを本命に。
○ホウオウルーレット 福永騎手
新馬戦から強い内容のこの馬。中山の良馬場ダート1800mをハナを切り、上がり最速37.1を使いそのまま勝利。新馬ながら圧巻の内容だった。その後はハナを切る競馬だけではなく、控えて差す競馬も覚え、自在性は高く、前走も上がり36.3で差し切っての勝利は評価したい。
ただ、やや気性面に難がありそうで、乗り難しさを見せる一面もあり、もう少し内枠が良かったのではないかと思う。相手まで。
☆ギャラクシーナイト 菊沢騎手
前走プリンシパルSでは14着に大敗。芝でのキャリアは4戦あるが、いずれも勝利出来ていない。しかし、ダートの戦績は2-0-0-0と完璧。前走大敗の分、人気を落としている今回が狙い目か。
今回は本命対抗と差し予想しているので、ここはほんの少しだけ握るくらいですが、穴でここを指名。
▲トウセツ
▲ビヨンドザファザー
△タイセイドレフォン
△メイショウユズルハ
×カフジオクタゴン
◎トキメキ 松山騎手
昨年このレースで11番人気で初の直線競馬、加えて、スタートでダッシュがつかず後方からの競馬ながら4着に好走。そして前走、駿風Sで勝ちきり、直線競馬の適性の高さを示してくれた。
ライオンボスやオールアットワンスが昨年に比べて斤量が上がる中、トキメキは斤量据え置き。今あげた2頭が今回は内枠に入り、トキメキは6枠12番になった事で、今回は逆転を期待したい。ここを本命に。
○ビリーバー 杉原騎手
直線競馬の成績は、0.0.1.5と結果は奮っていないように見えるが、その半分が1枠から3枠からの競馬で運がなかった。ただ、前走韋駄天Sでは4着に好走しており、勝ち馬のマリアズハートとは0.2秒差。今回はマリアズハートは、3枠6番で、ビリーバーは、8枠16番。前につける競馬は出来ない馬ではあるものの、並びが良く、隣のシンシティとその隣のレジェーロはかなり早く、外ラチ沿いは確保出来そう。ここは逆転に期待したい!
土曜の札幌芝は、極端と言えるほど
イン有利な馬場状態でしたね。
日曜もそれを考慮して、
組み立ていきたい。
◎テルツェット 池添騎手
前走ヴィクトリアマイルは大外18番に加えて出遅れで大敗しているものの、上がり最速の32.9の末脚を使っていて、今回のメンバーであれば末脚は上位。隣に逃げたいローザノワールが居て、ポジションも取りやすい。ゲートに不安はあるものの、ゲートしっかり出て、インで溜めれれば差し切り可能。ここを本命に。
○サトノセシル 古川騎手
昨年このレースの3着馬。3走前の札幌記念では、11着に大敗しているものの、メンバーを見てもさすがにレベルが高かったか。大きく崩れたのは札幌記念のみで安定感のあるタイプで、札幌記念の後、長期休養を挟むも、休養明けの府中Sでは2着に好走、前走江の島Sでも4着になっており、牡馬相手でも好走できる脚を持っているのは評価すべきだと思う。内隣のホウオウピースフルは掛かりがちで、こちらがスッとゲート出れれば、内の良いポジションも取れそう。人気薄ではありますが、夏競馬は札幌で騎乗を続けている古川騎手に期待。ここを相手に。
☆メイショウミモザ 鮫島克騎手
枠も悪くなく、上がりを使える脚も持っている。鮫島騎手であれば、内を使ってくるはずで、1800mでもギリこなせる。ここを穴に。
▲ローザノワール
▲ホウオウピースフル
△マジックキャッスル
△ファーストフォリオ
×ウォーターナビレラ